峠の宿 第2話「味噌汁の記憶」——ひと口飲んで「違う」と首を振った男
連続ドラマ「峠の宿」第2話「味噌汁の記憶」のあらすじと見どころ。霧の夜、峠の宿にやって来た韓国の男性ジュノは、出された味噌汁をひと口飲んで「違う」と言う。彼が探していたのは、1998年に亡き父とこの宿で飲んだ、祖母の味噌汁だった。
秋の峠屋。客が減っていくのを、ハルカは待っている自分に気づきます。そこへ霧の中から、また一人、ことばの通じない旅人がやって来ます。
韓国から来たパク・ジュノ。彼は宿に入るなり「토키 상?(トキさん?)」と、亡くなった祖母の名前を口にします。この人も、祖母を知っている。
ハルカが出した味噌汁を、ジュノはひと口飲んで、首を振ります。「…달라요(違います)」。
祖母の名前を知っている、二人目の外国人の客です。
ハルカの味噌汁は、店で買った味噌。ジュノが探していたのは別の味でした。
ジュノの父が残した手帳に、祖母の手順が書き写されていました。
あらすじ:「おばあさんの味噌汁」
「할머니 된장국(おばあさんの…味噌汁)」「아버지(父です)」。ことばは通じなくても、ジュノが探しているものだけは分かりました。この人も、誰かの代わりに来たのだと、ハルカは気づきます。
霧を見に来た源さんが、ジュノの顔を見て思い出します。1998年、韓国の父親と小さな男の子が泊まった。祖母は男の子を台所に立たせて、味噌汁を作らせていた。
「ばあさんは自分で味噌を仕込んどった。毎年、蔵でな」。ハルカは継いでから一度も、蔵を開けていませんでした。
見どころ:蔵の最後の樽
三人で蔵に入ると、祖母の字の札が付いた、最後の味噌の樽が残っていました。ジュノは父の手帳を開きます。そこには、祖母の手順が韓国語で書き写されていました。
ハルカが大根を薄く切ろうとすると、ジュノが止めます。「아니요. 이렇게.(いいえ、こうです)」。源さんが笑います。「ばあさんも、厚う切っとった」。ことばが分からなくても、手順は分かる。
できあがった一杯を飲んで、ジュノはつぶやきます。「맛있어요… 할머니(おいしい…おばあさん)」。ハルカにとっても、それは十年ぶりの祖母の味でした。
このドラマが描きたいこと
第2話の「通じたもの」は、ことばではなく味です。ジュノの父が三十年近く語り続けた一杯を、ハルカは今日まで知りませんでした。宿を継いだのに、祖母のことを何も知らなかったと、ハルカは少しずつ気づいていきます。
宿帳にジュノが書いた一行は「아버지 대신 왔습니다(父の代わりに来ました)」。帰りぎわに源さんが漏らします。「ばあさんは、いつも椀を一つ多く出しとった。誰のか、言わんかった」。
祖母が待っていたのは、誰だったのか。第1話から続く問いが、ここで少しだけ形を見せます。
登場人物
パク・ジュノ:韓国から来た男性。1998年、亡き父と二人でこの宿に泊まった。父の手帳を持って、あの一杯を探しに来た。
ハルカ・源さん:第1話から続く、宿の女将と近所の年配の男性。
次回予告
第3話「ひらがなの約束」は 10月13日(火)20時公開です。雪の夜、身振りも通じないベトナムの女性が差し出したのは、祖母の字で書かれた一枚の紙でした。
「峠の宿」は、オフラインAI翻訳アプリ TransferFriends(トランスファーフレンズ)の制作チームが作っている連続ドラマです。
よくある質問
分かります。毎回ゲストが入れ替わる一話完結です。全話を通した縦糸(祖母が誰を待っていたのか)は、続けて見るとより楽しめます。
YouTube の再生リスト「峠の宿(ロングドラマ・全話)」でご覧いただけます。このページのプレイヤーからも再生できます。
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