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「エビが食べられない」を聞き流さないために。飲食店の外国人接客でできること

2026.09.07

飲食店の外国人接客で、英語ができなくてもアレルギー確認と注文をとる方法をまとめました。指差しメニューでは足りない場面、宗教上の理由で食べられないものの聞き方、コンビニ・小売・美容室でも同じことが起きる理由まで。

夕方の商店街。外国人の観光客が店先で店員と話している

「外国人のお客様は、正直こわい」。飲食店の方から何度も伺ったことばです。責める気持ちはまったく起きません。怖いのは英語ができないことではなく、間違えたときに取り返しがつかないことだからです。

注文を1つ取り違えても、作り直せば済みます。しかしアレルギーだけは違います。「エビが食べられない」を笑顔で受け流してしまったら、そのあとに起きることは料理の問題ではありません。

この記事では、英語ができなくてもアレルギーの確認と注文をとる方法を、順番に整理します。

この記事の場面を、40秒の動画で

定食屋さんの場面です。お客様の「エビは食べられません」が伝わらないまま注文が通ってしまう——そこから、電波を使わずにその場で確認するまでを40秒にまとめました。

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アレルギーだけは絶対に外さない

身振りでも指差しでも代用できません。文字と音声で確認を取ります。

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宗教上の理由も同じ扱いで

豚・アルコール・肉全般。聞かずに出すほうが、失礼になります。

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店の奥や地下でも止まらない

通信を使わないので、電波の弱い店舗でも同じように動きます。

インバウンドで増えたのは、英語を話すお客様だけではない

外国人のお客様が増えた、という話になると、多くの方が英語を思い浮かべます。しかし実際に店先で困るのは、英語も通じない相手のときです。

中国語、韓国語、タイ語、ベトナム語、そして最近はスペイン語やポルトガル語。相手も英語が母語ではないので、こちらが片言の英語で聞いても、返ってくる答えの意味が分かりません。お互いに第二言語で話すことが、いちばんすれ違います。

つまり必要なのは英語の勉強ではありません。相手の母語のまま受け取って、日本語で返せる形です。

いちばん危ないのは、アレルギーと「食べられないもの」

接客の中には、聞き流していい一言と、そうでない一言があります。「これ、食べられません」は後者です。

食物アレルギーは、量の問題ではありません。えび・かに・そば・落花生・小麦・卵・乳。少量でも起きるものがあります。だしに使っているだけ、揚げ油が共通、という部分まで含めて確認が要ります。

そして、宗教上の理由で食べられないものも同じ扱いにしてください。豚肉、アルコール、肉全般。聞かずに出すほうが失礼になります。「確認させてください」と一言聞くことは、どこの国でも礼儀として受け取られます。

店のカウンター越しに、外国人の客と店員が向かい合って確認をしている
確認を飛ばせない場面が、毎日の営業の中にあります。

指差しメニューでは足りない場面がある

多言語メニューや指差しシートは、とても有効です。まず用意すべきものだと思います。ただし、これで解決するのは「何を注文するか」までです。

足りなくなるのは、そこから先の会話です。「これ、辛さは変えられますか」「アレルギーがあるので、だしに何を使っているか教えてほしい」「子ども用に取り分けたい」。メニューに書いていないやり取りが、実際の接客の大半です。

ここを身振りで乗り切ろうとすると、お互いに笑顔のまま、通じていないことに気づかないまま進みます。飲食店でいちばん怖いのは、この状態です。

注文をとる、を3つに分けて考える

外国人のお客様の接客は、3つに分けると整理できます。①案内(席・待ち時間・喫煙可否)、②確認(アレルギー・食べられないもの・辛さ)、③注文(品物と数)。

このうち①と③は、メニューと身振りでかなり進みます。問題は②だけです。そして②は、間違えたときの損害がいちばん大きい部分でもあります。

だから道具を入れるなら、②に絞って考えるのが現実的です。全部の会話を訳そうとせず、確認のところだけ確実にする。これなら忙しい時間帯でも回ります。

通信を使わない翻訳、という選択肢

私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。通信を使いません。

店の奥、地下の店舗、商業施設のテナント。電波が弱い場所は飲食店にたくさんあります。混み合った時間に読み込み中のまま止まる、ということが起きません。

使い方は3つの手順だけです。アプリを開いて「対面」モードを選ぶ、相手の言語を選ぶ、スマホをカウンターに置いて話してもらう。画面を上下に分けて相手側を180度反転させる表示があるので、カウンター越しに持ち替えずにやり取りができます。訳文は文字でも出るので、アレルギーの確認は声だけで済ませずに、画面を一緒に見て確かめられます。

使い方の3ステップ。対面モードを選ぶ、相手の言語を選ぶ、スマホを向けて話してもらう
手順は3つだけ。忙しい時間帯に説明書を読む余裕はありません。

コンビニ・小売・美容室でも、同じことが起きている

この話は飲食店だけのものではありません。コンビニのレジで「袋は要りますか」のたった一言がすれ違う。小売店で在庫と取り寄せの説明が伝わらない。美容室で「少しだけ切ってください」の少しが10センチ違う

共通しているのは、専門的な英語が要るわけではないということです。必要なのは短い確認を、確実に取ることだけです。そしてその確認さえ取れれば、あとは普段どおりの接客に戻れます。

英語ができないから断る、という選択をしなくてよくなる。それが、この道具でいちばん変わる部分だと思っています。

コンビニのレジで、店員が外国人の客に対応している
「袋は要りますか」。たった一言が、毎日すれ違います。

よくある質問

英語がまったく話せなくても使えますか

使えます。日本語で話しかけると相手のことばになって読み上げられます。相手の返事も日本語になって返ってきます。覚えることはありません。

店の奥や地下で電波が弱いのですが使えますか

使えます。通信を一切使わないので、圏外の表示に左右されません。最初に言語データをダウンロードするときだけWi-Fiが要ります。

アレルギーの確認に使って大丈夫ですか

確認の手段として有効です。訳文が文字でも出るので、声だけで済ませず画面を一緒に見て確かめてください。原材料の最終的な判断は、店側の記録に基づいて行ってください。

中国語やタイ語にも対応していますか

対応しています。86言語で、中国語・韓国語・タイ語・ベトナム語・スペイン語・ポルトガル語などが入っています。

料金はかかりますか

基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。

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iPhone・Androidどちらでも使えます。

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