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二度来てもらうのは、持ち物が渡っていないから。税務署の窓口で外国人に確定申告の必要書類をその場で通す

2026.09.15

確定申告の時期、税務署の窓口で外国人の方に「源泉徴収票」「マイナンバーカード」「去年の給料がわかる紙」が伝わらないと、持ち物が足りずに二度三度と来ることになります。窓口で実際に起きている足止めと、収入や番号の情報を外に出さずに、持ち物を一度で渡す方法をまとめました。

税務署の窓口で、職員と外国人の女性が書類を前に話している

税務署の窓口の方から伺った話です。確定申告の時期、中国から来た方が「何を持ってくればいいですか」と聞いてきた。答えは「源泉徴収票とマイナンバーカード」。でも、その2つの名前が、通じない。

身振りで「紙」と「カード」を示す。その方は翌日、在留カードと給与明細を持ってきた。惜しい。でも足りない。また来てもらうことになる。

この記事では、確定申告の窓口でなぜ持ち物が渡らないのか、そして収入や番号の情報を外に出さずに、持ち物を一度で渡すには何が要るのかを整理します。

🧾
書類の名前を、中身で言い換える

「源泉徴収票」は「去年の給料がわかる紙」。名前ではなく中身で渡すと、一度で通ります。

🔒
収入や番号を外に出さない

窓口の会話には個人情報が含まれます。外部のサーバーへ送らずに訳せます。

🔁
二度来てもらわない

持ち物が一度で渡れば、申告期の混雑がそのぶん減ります。

二度来てもらうのは、持ち物が渡っていないから

確定申告に要る書類は、人によって違います。給与所得なら源泉徴収票。それにマイナンバーカード(または通知カードと本人確認書類)。控除があれば、その証明書。日本人でも迷う項目です。

外国人の方の場合、いちばんの壁は書類の名前です。「源泉徴収票」を直訳しても、それが会社からもらった紙のことだとは分かりません。「マイナンバーカード」も、在留カードと区別がつかないことがあります。

窓口の方が言われたのは、「名前で言うと通じない。中身で言うと通じる」ということでした。「去年の給料がわかる紙」「番号のカード」。言い換えが、そのまま解決になります。

税務署の窓口に置かれた、申告書の用紙とペン
用紙はある。持ち物が渡っていないと、埋まらない。

税務署の窓口で、実際に起きていること

外国人の確定申告は、年々増えています。会社員で年末調整が済んでいない方、副業のある方、途中で帰国する方、扶養控除を受ける方。申告の期間は決まっていて、窓口は混みます。

多言語の申告の手引きを用意している税務署は多い。それでも止まるのは、手引きを読む前に窓口へ来るからです。窓口で、その人の場合の持ち物を、口頭で渡す必要があります。

そして窓口の会話には、去年の収入、マイナンバー、扶養家族の情報が出てきます。この内容を、無料の翻訳アプリに打ち込んでよいのか。税務の窓口として、線が要ります。

税務署で翻訳アプリが使いにくかった理由

スマートフォンの翻訳アプリを試した窓口もあります。壁は2つです。1つめは情報の扱い。収入やマイナンバーを、外部のサーバーへ送る道具に打ち込むことには、ためらいがあって当然です。

2つめは書類の名前の訳です。「源泉徴収票」を機械的に訳すと、相手の国に無い概念の訳語になり、通じません。名前ではなく中身で言い換えて話す。そのためには、こちらが日本語で言い換えた文を、そのまま相手のことばにする道具が要ります。

必要なのは、話した内容が端末の外へ出ず、こちらの言い換えをそのまま訳す道具です。

通信を使わない翻訳、という選択肢

私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。最初に言語のデータを入れておけば、あとは通信が一切要りません。

話した内容は端末の中で訳され、どこへも送られません。収入やマイナンバーを口にしても、その端末の中で完結します。庁舎の奥で電波が細くても、機内モードのままでも動きます。

対応は86言語です。中国語・ベトナム語・韓国語・英語・ネパール語・フィリピン語(タガログ語)・ポルトガル語など、実際に申告される方のことばは入っています。

窓口の30秒で、持ち物を2つ渡す

窓口にスマホを1台置きます。申告者が話すと日本語で出て、職員が日本語で話すと相手のことばで出ます。手引きを見せながら、向かい合ったまま使えます。

渡すのは、名前ではなく中身です。「去年の給料がわかる紙と、個人番号のカードを持ってきてください」。動画の「何の書類を持ってくる必要がありますか」には、この一言を返します。ここが通れば、翌日に正しい2つを持って来てもらえます。

書類の名前と数字は、必ず画面の文字で。訳文は文字でも出るので、手引きの見本と画面を並べて、「この紙です」と一緒に指さして確認します。

窓口で、書類を手渡している手元
「去年の給料がわかる紙」で、一度で通ります。

窓口で先に決めておくと、迷わない

導入の前に決めておくとよいことが2つあります。1つめは言い換えの定型文です。「去年の給料がわかる紙」「番号のカード」「家族の名前がわかるもの」。よく使う5つほどを決めて、一度声に出して通しておくと、本番でそのまま出てきます。

2つめは翻訳の位置づけです。窓口の案内を助ける道具であって、申告内容の相談そのものを訳す通訳ではありません。税額や控除の判断は、これまでどおり職員が確かめます。

中国語が話せるようになる必要はありません。必要なのは、持ち物を、中身で、一度で渡すことです。

よくある質問

庁舎の奥で電波が細くても使えますか

使えます。翻訳も音声の聞き取りも読み上げも端末の中で動くので、機内モードのままでも動きます。最初に言語データをダウンロードするときだけ、Wi-Fiのある場所でお願いします。

収入やマイナンバーの話をしても大丈夫ですか

話した内容は端末の中で訳され、外部のサーバーへは送られません。ただし端末そのものの管理(画面ロック・履歴の削除)は、庁舎の規則に沿ってお願いします。

税額や控除の相談にも使えますか

窓口の案内の会話を助ける道具です。税額や控除の判断は、職員が手引きと書類で確かめてください。

どの言語に対応していますか

86言語です。中国語・ベトナム語・韓国語・英語・ネパール語・フィリピン語・ポルトガル語など、申告される方のことばはたいてい入っています。

料金はかかりますか

基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。

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この記事のアプリは、無料ではじめられます。

iPhone・Androidどちらでも使えます。

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