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窓口で止まるのは、荷物ではなく言葉。郵便局で外国人のお客様の国際小包を受け付ける

2026.09.15

郵便局や宅配の窓口で、外国人のお客様の国際小包の中身を確かめられないと、送れない物が混ざったまま受け付けるか、窓口で長く止まるかになります。送れない物・書類の書き方をその場で相手のことばで伝える方法をまとめました。

郵便局の窓口で、グレーの作業シャツの局員が、段ボール箱をカウンターに置いた外国人の女性客と話している

郵便局の窓口の方から伺った話です。中国へ小包を送りたいお客様が、箱を持ってこられる。中身を聞きたい。食品が入っていれば送れない。でも「中身は何ですか」が伝わらない。

身振りで箱を指し、首をかしげ、うなずいてもらう。後ろには列。確かめられないまま受け付けるか、確かめられるまで止まるか。どちらも困ります。

この記事では、国際小包の窓口のどこで止まるのか、そして送れない物と書類の書き方を、その場で相手のことばで渡すには何が要るのかを整理します。

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止まるのは「手続き」ではなく「中身の確認」

税関の書類も送り方も決まっています。決まっていないのは、その箱の中身です。

窓口の列を止めない

確認が1分で終われば、後ろの列は動きます。

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送り先と中身の情報が外に出ない

端末の中だけで訳すので、宛先や個人の荷物の話がサーバーへ送られません。

国際小包は、中身が分からないと受け付けられない

国際小包には、送れない物があります。食品、液体、電池、生き物。国によっても違います。そして税関の書類には、中身を正確に書く必要があります。中身が分からないと、受け付け自体ができません。

日本人のお客様なら「中身は何ですか」「食品は入っていませんか」で済みます。外国人のお客様には、この一言が渡りません。手続きは同じなのに、その手前の確認で止まります。

止まった窓口の後ろには列ができます。局員は焦り、お客様は申し訳なさそうにし、後ろの人は待つ。誰も悪くないのに、全員が困る状態です。

郵便局のカウンターで、無地の段ボール箱の上を開ける手
「中身は何ですか」が渡れば、箱を開けてもらえます。

多言語の案内があっても足りない理由

送れない物の一覧を多言語で貼っている局は増えました。税関書類の多言語の記入例もあります。これはとても有効です。

足りないのは、その箱の中身です。「これはお菓子ですが送れますか」「化粧品は液体扱いですか」「この電池は大丈夫ですか」。一覧には書ききれない、その人の荷物についての質問に、その場で答えられるかどうか。

そして答えられないと、お客様は「たぶん大丈夫」で出します。返送されて戻ってくるのは数週間後です。いちばんもったいない知り方です。

翻訳アプリを窓口で使いにくかった理由

局員の方の中には、自分のスマートフォンの翻訳アプリで乗り切った方もいます。そして、たいてい2つのところで立ち止まります。

1つめはお客様の情報です。送り先の住所、氏名、荷物の中身、身分証。多くの翻訳アプリは、話した声をいったんインターネットの向こうのサーバーへ送ります。郵便の窓口で扱う情報を、社外のサーバーへ通してよいのか。ここで判断が止まります。

2つめはです。画面をタップして、持ち替えて、相手に見せる往復が、窓口の流れを止めます。後ろに列があるとき、この往復は現実的ではありません。

クラウドの翻訳アプリは会話をサーバーへ送るが、端末の中で訳す方式では外に出ないことを比べた図
訳す場所が端末の外にあるかどうかで、お客様の情報の扱いが変わります。

通信を使わない翻訳、という選択肢

私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。最初に言語のデータを入れておけば、あとは通信が一切要りません。

通信していないので、送り先も中身も身分証の内容も、どこへも送られません。局舎の奥で電波が細くても、機内モードのままでも動きます。

対応は86言語です。中国語・ベトナム語・ネパール語・フィリピノ語・インドネシア語・ポルトガル語・英語など、実際に窓口に来られる方のことばは入っています。

窓口で、確かめる順番

カウンターにスマホを1台置きます。画面を上下に分けて相手側を180度反転させる表示があるので、カウンター越しに、持ち替えずにやり取りができます。局員が日本語で話す、お客様のことばで出る。お客様が話す、日本語で出る。

順番を決めておくと1分で終わります。①どこへ送るか ②中身は何か ③送れない物が入っていないか ④書類のどこに何を書くか。動画の「食品は送れません、中身を出してください」は③です。③が渡れば、お客様はその場で箱を開けてくれます。

送れない物の名前は、必ず画面の文字で確かめます。「食品」「液体」「電池」。訳文は文字でも残るので、一覧の貼り紙と画面を並べて、該当の項目を一緒に指さします。

昼間の静かな郵便局。無地のカウンターと空いた椅子の列
確認が1分で終われば、後ろの列は動きます。

局で先に決めておくと、迷わない

導入する前に決めておくとよいことが2つあります。1つめはどこまでをアプリで、どこからを正式な書面にするか。中身の確認と書類の書き方の案内まではアプリ、税関書類そのものは正式な様式と手順、と線を引いておくと窓口が迷いません。

2つめは端末です。窓口共用の1台にしておくと、言語データの管理と情報管理の説明が一本化できます。一度声に出して「食品は送れません」を通しておくと、本番でそのまま出てきます。

英語が話せるようになる必要はありません。必要なのは、中身と送れない物だけを、確実に一度確かめることです。

よくある質問

局舎の奥で電波が弱くても使えますか

使えます。翻訳も音声の聞き取りも読み上げも端末の中で動くので、機内モードのままでも動きます。最初に言語データをダウンロードするときだけ、Wi-Fiのある場所でお願いします。

お客様の送り先や身分証の情報が外部に送られませんか

送られません。通信を使わないので、会話の中身がサーバーを通ることがありません。

税関書類の記入にも使えますか

「どこに何を書くか」の案内には使えます。書類そのものは正式な様式と手順で作成してください。

どの言語に対応していますか

86言語です。中国語・ベトナム語・ネパール語・フィリピノ語・インドネシア語・ポルトガル語・英語など、窓口に来られる方のことばはたいてい入っています。

料金はかかりますか

基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。

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この記事のアプリは、無料ではじめられます。

iPhone・Androidどちらでも使えます。

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