レジの一言で、後ろの列が止まる。スーパーで外国人のお客様に「袋は一枚五円かかります。使いますか」をその場で通す
スーパーのレジで外国人のお客様に「レジ袋は有料」「一枚五円」「使いますか」が伝わらないと、袋を渡すか渡さないかで列が止まります。留学生や実習生の多い店で毎日起きている足止めと、レジの手を止めずに、合計と袋の有無を10秒で渡す方法をまとめました。
スーパーを経営している方から伺った話です。夕方の混む時間、ベトナムからのお客様が「いくらですか」と聞いた。合計は言える。でも「袋は有料です。一枚五円です。使いますか」が言えない。
店員は袋を持ち上げて見せ、お客様は首をかしげ、後ろの列が伸びた。毎日、何人ものお客様に、同じところで止まる。
この記事では、レジ袋のやりとりがなぜ外国人のお客様と止まりやすいのか、そしてレジの手を止めずに、合計と袋の有無を渡すには何が要るのかを整理します。
無料の国から来た人には、「袋にお金がかかる」の前提がありません。金額と選択を一度に渡します。
レジ袋は一日に何十回も起きるやりとりです。一回10秒でも、積もれば列になります。
合計と袋代は、声より画面の文字で確認するほうが確実です。
レジの一言で、後ろの列が止まる
レジ袋は有料です。日本では当たり前になりましたが、無料の国、そもそも袋を渡さない国、レジで聞かれない国から来た人には、この前提がありません。「袋は要りますか」と聞かれても、有料だと分からなければ、答えようがない。
外国人のお客様の場合、壁は金額と選択が同時に渡らないことです。「袋」と言って袋を見せることはできる。でも「一枚五円」「使いますか」まで渡らないと、お客様は決められず、レジが止まります。
店主の方が言われたのは、「袋の話だけで、一人10秒止まる。夕方はそれが列になる」ということでした。
スーパーのレジで、実際に起きていること
留学生、技能実習生、単身で働く外国人の方。近所のスーパーは、外国人の住民の生活の中心です。夕方の時間帯は、お客様の3割が外国人という店も珍しくありません。
レジには、袋の有無のほかにも、ポイントカード、レジ袋のサイズ、温めますか、お箸は要りますか、と短いやりとりが並びます。どれも日本語なら一言で済む。それが渡らないだけで、レジは止まります。
そして店員は、レジを打ちながら話しています。手を止めずに、合計と袋の有無を渡す形が必要です。
スーパーのレジで翻訳アプリが使いにくかった理由
スマートフォンの翻訳アプリを試した店もあります。壁は2つです。1つめはレジの手が離せないことです。商品を通しながら、画面を操作する余裕はありません。押して話すだけで済む形でないと、レジでは使われません。
2つめは電波です。ビルの地下のスーパー、鉄骨の建物の奥、郊外の大型店の中央。意外に電波が細い。多くの翻訳アプリは声をインターネットの向こうへ送るので、電波が無いと止まります。
必要なのは、電波が無くても動き、レジの横で押して話すだけで済む道具です。
通信を使わない翻訳、という選択肢
私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。最初に言語のデータを入れておけば、あとは通信が一切要りません。
地下の店でも、大型店の中央でも、機内モードのままでも動きます。要るのは電池だけです。レジの横に置いておけば、そのまま使えます。
対応は86言語です。ベトナム語・中国語・ネパール語・インドネシア語・ミャンマー語・英語・ポルトガル語など、実際に来られるお客様のことばは入っています。
レジの10秒で、合計と袋の有無を渡す
レジの横にスマホを1台置きます。お客様が話すと日本語で出て、店員が日本語で話すと相手のことばで出ます。レジ台を間に置いて、向かい合ったまま使えます。
渡すのは、合計と袋の2つです。「全部で三百二十円です。袋は一枚五円かかります。袋を使いますか」。動画の「すみません、全部でいくらですか」には、この一言を返します。合計・袋代・選択の3つが一度に渡るので、お客様はその場で決められます。
金額は、必ず画面の文字で。訳文は文字でも出るので、「三百二十円」「五円」は、画面を一緒に指さして確認します。声だけで進めると、ここが聞き違いになります。
店で先に決めておくと、迷わない
導入の前に決めておくとよいことが2つあります。1つめはレジの定型文です。「袋は一枚五円かかります。使いますか」「ポイントカードはお持ちですか」「温めますか」「お箸は要りますか」。この4つを一度声に出して通しておくと、本番でそのまま出てきます。
2つめは置き方です。レジごとに1台置くか、外国人のお客様が多いレジに集中して置くか。混む時間帯に開けるレジには、必ず1台あるようにします。
ベトナム語が話せるようになる必要はありません。必要なのは、合計と袋の有無を、レジの10秒で渡すことです。
よくある質問
使えます。翻訳も音声の聞き取りも読み上げも端末の中で動くので、機内モードのままでも動きます。最初に言語データをダウンロードするときだけ、Wi-Fiのある場所でお願いします。
押して話すだけです。お客様が話すと日本語で出て、店員が日本語で話すと相手のことばで出ます。レジの横に置いたまま使えます。
使えます。ただし金額は必ず画面の文字で確認してください。数字は聞き違いが起きやすいので、画面を一緒に指さすのが確実です。
86言語です。ベトナム語・中国語・ネパール語・インドネシア語・ミャンマー語・英語・ポルトガル語など、お客様のことばはたいてい入っています。
基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。
この記事のアプリは、無料ではじめられます。
iPhone・Androidどちらでも使えます。
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