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山道のトンネルで、お客様の翻訳機が止まった。高速バスの運転手が外国人の乗客に「空港に止まる。休憩は二十分、必ず戻る」をその場で通す

2026.09.19

高速バスの車内で、外国人の乗客の翻訳機やスマホの翻訳アプリが山道のトンネルで止まり、「このバスは空港に止まるか」「休憩は何分か」が伝わらないことがあります。トンネルや山道で通信を使う翻訳が切れる理由と、電波が途切れる車内で行き先と休憩の決まりを渡す方法をまとめました。

高速バスの車内で、制服の運転手と外国人の男性乗客が座席の横で話している

高速バスの運転手の方から伺った話です。山道の長いトンネルの中で、ブラジルからの乗客が前に来て、翻訳機を見せた。止まっている。聞きたいのは「空港に止まるか」。伝えたいのは「止まります。休憩は二十分、必ず戻ってください」。

運転手は前を見たまま、うなずくしかなかった。休憩地で、その乗客は戻ってこなかった。バスは五分待って、出た。

この記事では、山道でなぜ通信を使う翻訳が切れるのか、そして電波が途切れる車内で、行き先と休憩の決まりを渡すには何が要るのかを整理します。

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トンネルは「切れて、つながって、また切れる」

山道のバスは電波が途切れ続けます。通信を使う翻訳は、訳が出る前に切れます。

渡すのは行き先と休憩の決まり

「空港に止まる」で安心が、「二十分・必ず戻る」で置き去りの防止が渡ります。

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置き去りは運転手の責任問題

休憩の決まりが渡らないと、出発できません。最初の一言で渡す必要があります。

山道のトンネルで、お客様の翻訳機が止まった

通信を使う翻訳機や翻訳アプリは、訳を受け取るまで電波が要ります。山道の高速バスは、トンネルに入るたびに電波が切れ、出ると戻り、また切れる。訳が出る前に切れるので、実質的に使えません。

車内で起きているのは、乗客の道具がトンネルで止まることです。聞きたいのは「空港に止まるか」。伝えたいのは「止まります」と「休憩は二十分、必ず戻る」。後者が渡らないと、休憩地で乗客が戻ってこず、バスは出発できません。

運転手の方が言われたのは、「運転中は前を見ている。休憩の決まりは、乗る前か、休憩地の直前に渡すしかない」ということでした。

高速バスの座席に置かれた、グレーのブランケットとスマートフォン
トンネルのたびに切れる電波では、通信を使う翻訳は訳が出る前に止まります。

高速バスで、実際に起きていること

訪日客の高速バス利用は、年々増えています。空港と地方都市、都市と観光地、夜行の長距離。鉄道より安く、直行で、荷物を持って乗れる。

多言語の車内放送を流すバスもあります。それでも止まるのは、放送は「全員向け」で、目の前の乗客の「このバスは」への答えではないからです。「空港に止まるか」「自分の降りる所はどこか」に、その場で答える必要があります。

そして休憩の決まりは、置き去りに直結します。「二十分」「必ず戻る」「このバスの番号」。これが渡らないと、運転手は出発の判断ができません。

バスの車内で翻訳アプリが使えなかった理由

スマートフォンの翻訳アプリを試した運転手もいます。壁は2つです。1つめは電波が途切れ続けることです。多くの翻訳アプリは声をインターネットの向こうへ送るので、トンネルの多い山道では訳が出る前に切れます。乗客の翻訳機が止まった理由と、同じ理由です。

2つめは運転中は使えないことです。渡せるのは、乗車時と休憩地の直前だけ。その短い時間に、押して話したらすぐ訳が出る形が要ります。

必要なのは、電波が途切れても動き、停車中の10秒で押して話すだけで済む道具です。

通信を使わない翻訳、という選択肢

私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。最初に言語のデータを入れておけば、あとは通信が一切要りません。

トンネルの中でも、山道の途中でも、機内モードのままでも動きます。要るのは電池だけです。運転席の横に置いておけば、停車中にそのまま使えます。

対応は86言語です。ポルトガル語・英語・中国語・韓国語・タイ語・スペイン語・フランス語など、高速バスに乗られる訪日客のことばは入っています。

停車中の10秒で、行き先と休憩の決まりを渡す

運転席の横にスマホを1台置きます。乗客が話すと日本語で出て、運転手が日本語で話すと相手のことばで出ます。停車中に、向かい合って使えます。

渡すのは、行き先と休憩の決まりです。「はい、止まります。あと一時間です。次の休憩は二十分で、必ずこのバスに戻ってください」。動画の「トンネルで翻訳機が動かなくなった。このバスは空港に止まりますか」には、この一言を返します。「止まります」で安心が、「二十分」「必ず戻る」で置き去りの防止が渡ります。

休憩の時間とバスの番号は、必ず画面の文字で。訳文は文字でも出るので、「二十分」「○番のバス」は画面を一緒に指さして確認します。

バスの座席の背もたれを、両手でつかんでいる手元
「二十分・必ず戻る」が渡れば、休憩地で置き去りにならずに済みます。

バス会社で先に決めておくと、迷わない

導入の前に決めておくとよいことが2つあります。1つめは車内の定型文です。「空港に止まります」「あと○時間」「休憩は○分」「必ずこのバスに戻る」「バスの番号は○番」「降りる所で声をかけます」。この6つを一度声に出して通しておくと、本番でそのまま出てきます。

2つめは渡すタイミングです。乗車時に行き先を、休憩地の直前に休憩の決まりを。運転中には渡せないので、停車中の2回に分けます。

ポルトガル語が話せるようになる必要はありません。必要なのは、電波が切れる山道で、行き先と休憩の決まりを渡すことです。

よくある質問

トンネルの中や山道で、電波が切れても使えますか

使えます。翻訳も音声の聞き取りも読み上げも端末の中で動くので、機内モードのままでも動きます。最初に言語データをダウンロードするときだけ、Wi-Fiのある場所でお願いします。

エンジン音の中で聞き取れますか

近くで話せば聞き取れます。音が大きいときは、画面の文字で確認してください。訳文は文字でも出ます。

乗客の翻訳機が止まっていても使えますか

使えます。運転手の端末1台で、乗客が話すと日本語で出て、運転手が日本語で話すと相手のことばで出ます。相手の道具は要りません。

どの言語に対応していますか

86言語です。ポルトガル語・英語・中国語・韓国語・タイ語・スペイン語・フランス語など、訪日客のことばはたいてい入っています。

料金はかかりますか

基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。

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この記事のアプリは、無料ではじめられます。

iPhone・Androidどちらでも使えます。

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