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入口の決まりを知らずに、帰る親子がいる。市民プールで外国人の利用者に「帽子は必ず。無ければ受付で借りられます」をその場で通す

2026.09.19

市民プールの受付で外国人の利用者に「水泳帽は必ず」「持っていなければ貸し出しがある」「子どもも同じ」が伝わらないと、入口で帰ってしまう親子が出ます。夏休みの受付で実際に起きている足止めと、決まりと貸し出しをセットで10秒で渡す方法をまとめました。

市民プールの受付で、係の女性と外国人の女性利用者がカウンターを挟んで話している

市民プールの受付の方から伺った話です。夏休みの午後、インドネシアからの親子が受付に来た。子どもは帽子を持っていない。日本のプールでは帽子が要る。でも「無ければ受付で借りられます」が言えない。

「帽子」と身ぶりで伝えると、親子は困った顔をして、帰ろうとした。断りたいわけではない。借りられることを、伝えられなかった。

この記事では、市民プールでなぜ入口で帰る人が出るのか、そして決まりと貸し出しをセットで、受付の10秒で渡すには何が要るのかを整理します。

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水泳帽の決まりは日本独特

海外のプールでは帽子が要らない国が多い。「必ず」と「借りられる」をセットで渡さないと、帰ってしまいます。

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子どもも同じ、が渡らない

「子どもはいいでしょう?」に「みなさん必ず」で返す。例外が無いことを先に渡します。

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地下の受付は電波が細い

体育館の地下や厚い壁の建物では、通信を使う翻訳が止まることがあります。

入口の決まりを知らずに、帰る親子がいる

日本の市民プールの多くは、水泳帽の着用が必須です。衛生と安全のための決まりで、子どもも大人も例外はありません。ところが海外では、帽子が要らないプールのほうが多い。「帽子が要る」という前提そのものが無いのです。

外国人の利用者の場合、壁は「必ず」と「借りられる」が別々にしか渡らないことです。「帽子」と身ぶりで示すと、「持っていないから入れない」と受け取って帰ってしまう。貸し出しがあることが、同時に渡らなければなりません。

受付の方が言われたのは、「断りたくない。借りられるって言えれば、それで済むのに」ということでした。

受付のカウンターに置かれた、青い水泳帽
「これが要る」だけでなく「ここで借りられる」まで渡す必要があります。

市民プールで、実際に起きていること

外国人の住民は、年々増えています。そして夏休みの市民プールは、子どもを連れた外国人の家族が最も来やすい公共施設のひとつです。安くて、近くて、暑さをしのげる。

多言語の掲示を出しているプールもあります。それでも入口で止まるのは、掲示は「帽子・水着・ゴーグル」の一覧であって、その人の状況への答えではないからです。「子どもは?」「持っていなければ?」への答えが、その場で要ります。

そして夏の受付は混みます。一組に長くかけられません。決まりと貸し出しを、10秒で渡す必要があります。

市民プールで翻訳アプリが使いにくかった理由

スマートフォンの翻訳アプリを試した受付もあります。壁は2つです。1つめは受付の手が離せないことです。券の受け渡し、ロッカーの鍵、貸し出しの帽子。手を動かしながら、画面を細かく操作する余裕はありません。押して話すだけで済む形が要ります。

2つめは電波です。市民プールは体育館の地下や、厚いコンクリートの建物の中にあることが多く、電波が細い。多くの翻訳アプリは声をインターネットの向こうへ送るので、電波が無いと止まります。

必要なのは、電波が無くても動き、受付で押して話すだけで済む道具です。

通信を使わない翻訳、という選択肢

私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。最初に言語のデータを入れておけば、あとは通信が一切要りません。

地下の受付でも、厚い壁の中でも、機内モードのままでも動きます。要るのは電池だけです。受付のカウンターに置いておけば、そのまま使えます。

対応は86言語です。インドネシア語・ベトナム語・中国語・ネパール語・フィリピン語(タガログ語)・ポルトガル語・英語など、実際に来られる家族のことばは入っています。

受付の10秒で、決まりと貸し出しを渡す

受付にスマホを1台置きます。利用者が話すと日本語で出て、係が日本語で話すと相手のことばで出ます。カウンターを間に置いて、向かい合ったまま使えます。

渡すのは、決まりと貸し出しの2つです。「帽子は、みなさん必ずかぶってください。持っていなければ、受付で借りられます」。動画の「子どもは帽子なしで泳いでいいですか」には、この一言を返します。「みなさん必ず」で例外が無いことが、「受付で借りられます」で帰らなくていいことが渡ります。

貸し出しの料金は、必ず画面の文字で。訳文は文字でも出るので、金額は画面を一緒に指さして確認します。

青い水泳帽を差し出している手元
「借りられる」が渡れば、入口で帰る人はいなくなります。

施設で先に決めておくと、迷わない

導入の前に決めておくとよいことが2つあります。1つめは受付の定型文です。「帽子は必ず」「受付で借りられます」「ロッカーは百円が戻ります」「小さいお子さんは保護者と一緒に」。この4つを一度声に出して通しておくと、本番でそのまま出てきます。

2つめは監視員との共有です。受付で渡した決まりを、プールサイドでもう一度渡せるように、監視員にも1台。「走らないでください」「休憩の時間です」が、その場で出せます。

インドネシア語が話せるようになる必要はありません。必要なのは、決まりと貸し出しを、入口の10秒で渡すことです。

よくある質問

地下の受付や厚い壁の建物で、電波が無くても使えますか

使えます。翻訳も音声の聞き取りも読み上げも端末の中で動くので、機内モードのままでも動きます。最初に言語データをダウンロードするときだけ、Wi-Fiのある場所でお願いします。

プールサイドの反響の中でも聞き取れますか

近くで話せば聞き取れます。反響が強いときは、画面の文字で確認してください。訳文は文字でも出ます。

端末は水に濡れても大丈夫ですか

アプリは端末の防水性能に依存します。プールサイドで使う場合は、防水ケースに入れるか、受付での利用にとどめてください。

どの言語に対応していますか

86言語です。インドネシア語・ベトナム語・中国語・ネパール語・フィリピン語・ポルトガル語・英語など、来られる家族のことばはたいてい入っています。

料金はかかりますか

基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。

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この記事のアプリは、無料ではじめられます。

iPhone・Androidどちらでも使えます。

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