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食べ方が分からない野菜は、手に取ってもらえない。道の駅で外国人のお客様に「そのまま切って焼く。塩だけでおいしい」をその場で通す

2026.09.19

道の駅の直売所で外国人のお客様に「この野菜の食べ方」「切って焼くだけ」「塩だけでおいしい」が伝わらないと、珍しい野菜ほど手に取ってもらえません。訪日客が増える地方の直売所で実際に起きている売り逃しと、電波の細い山あいの売り場で、食べ方をその場で渡す方法をまとめました。

道の駅の直売所で、生産者の女性と外国人の男性客が野菜の箱の前で話している

道の駅の直売所に出している生産者の方から伺った話です。英語圏からのお客様が、見慣れない野菜を手に取って聞いた。「これはどう食べるのですか」。切って焼くだけ。塩だけでおいしい。それを伝えたい。でも、言えない。

お客様は野菜を棚に戻して、隣のトマトを買った。売りたかったのは、こっちだった。食べ方が渡らなかっただけで。

この記事では、直売所でなぜ珍しい野菜が売れ残るのか、そして電波の細い山あいの売り場で、食べ方をその場で渡すには何が要るのかを整理します。

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食べ方が渡れば売れる

珍しい野菜ほど、「どう食べるか」が買う理由になります。一言で渡せば手に取ってもらえます。

🧂
渡すのは一番簡単な食べ方

「切って焼く、塩だけ」。調理の知識が要らない一言が、いちばん売れます。

山あいの道の駅は電波が細い

谷あいや峠の道の駅では、通信を使う翻訳が止まることがあります。

食べ方が分からない野菜は、手に取ってもらえない

道の駅の直売所には、その土地の野菜が並びます。山菜、地の葉物、根菜、見慣れない形の瓜。日本人でも初めて見る野菜は、食べ方が分からなければ買いません。

外国人のお客様の場合、壁は「これは何か」より「どう食べるか」です。名前を英語で貼っても、食べ方が渡らなければ手に取りません。逆に、「切って焼くだけ」と一言渡れば、名前が分からなくても買ってくれます。

生産者の方が言われたのは、「食べ方さえ言えれば売れる。それが言えないから、トマトしか売れない」ということでした。

直売所の木箱に並んだ、葉付きの地元の野菜
「どう食べるか」が渡らないと、珍しい野菜ほど残ります。

道の駅で、実際に起きていること

訪日客のレンタカー旅行は、地方に広がっています。道の駅は、その旅の休憩地であり、土産の買い場であり、日本の食に触れる場所です。英語圏、オーストラリア、台湾、香港、韓国からのお客様が、直売所の野菜を面白がって見ています。

英語の値札を付ける直売所もあります。それでも売れ残るのは、値札は名前と値段であって、食べ方ではないからです。「これはどう食べるのか」と聞かれたその場で、一言返せるかどうかで、売れるかどうかが決まります。

そして山あいの道の駅は、電波が細いことが多い。峠の途中、谷あい、トンネルの出口。売り場の奥では、通信を使う道具が止まります。

直売所で翻訳アプリが使いにくかった理由

スマートフォンの翻訳アプリを試した生産者もいます。壁は2つです。1つめは電波です。山あいの道の駅では、売り場の奥ほど電波が細い。多くの翻訳アプリは声をインターネットの向こうへ送るので、電波が無いと止まります。

2つめは操作です。直売所に立つのは高齢の生産者が多く、画面を細かく操作する道具は続きません。押して話すだけで済む形が要ります。

必要なのは、電波が無くても動き、野菜を手に持ったまま押して話せる道具です。

通信を使わない翻訳、という選択肢

私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。最初に言語のデータを入れておけば、あとは通信が一切要りません。

峠の道の駅でも、売り場の奥でも、機内モードのままでも動きます。要るのは電池だけです。エプロンのポケットに入れておけば、そのまま使えます。

対応は86言語です。英語・中国語・韓国語・タイ語・フランス語・ドイツ語・スペイン語など、道の駅に来られる旅行者のことばは入っています。

売り場の10秒で、食べ方を1つ渡す

スマホを1台、エプロンに入れておきます。お客様が話すと日本語で出て、生産者が日本語で話すと相手のことばで出ます。野菜を間に置いて、向かい合ったまま使えます。

渡すのは、いちばん簡単な食べ方1つです。「そのまま切って、焼いてください。塩だけで、おいしいです」。動画の「この野菜はどう食べるのですか」には、この一言を返します。調理の知識が要らない食べ方を渡すと、旅行先の宿でも試せるので、買ってもらえます。

野菜の名前は、無理に訳さなくて大丈夫です。「これ」と指さして、食べ方だけ渡す。名前より食べ方のほうが、買う理由になります。

木箱の野菜を手に取っている手元
「切って焼く、塩だけ」が渡れば、手に取ってもらえます。

直売所で先に決めておくと、迷わない

導入の前に決めておくとよいことが2つあります。1つめは野菜ごとの一言です。「切って焼く、塩だけ」「ゆでてしょうゆ」「生でそのまま」「皮をむいて煮る」。並べている野菜それぞれに、いちばん簡単な食べ方を1つ決めておくと、聞かれた瞬間に出てきます。

2つめは誰が持つかです。生産者が交代で立つ直売所なら、レジに1台置いて共有する形が続きます。言語データを入れた状態で置いておけば、誰が立っても使えます。

英語が話せるようになる必要はありません。必要なのは、聞かれた瞬間に、食べ方を1つ渡すことです。

よくある質問

山あいの道の駅で、電波が無くても使えますか

使えます。翻訳も音声の聞き取りも読み上げも端末の中で動くので、機内モードのままでも動きます。最初に言語データをダウンロードするときだけ、Wi-Fiのある場所でお願いします。

機械の操作に慣れていなくても使えますか

押して話すだけです。お客様が話すと日本語で出て、こちらが日本語で話すと相手のことばで出ます。

野菜の名前が訳せないときは

無理に訳さなくて大丈夫です。「これ」と指さして、食べ方だけを渡してください。買う理由になるのは、名前より食べ方です。

どの言語に対応していますか

86言語です。英語・中国語・韓国語・タイ語・フランス語・ドイツ語・スペイン語など、旅行者のことばはたいてい入っています。

料金はかかりますか

基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。

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この記事のアプリは、無料ではじめられます。

iPhone・Androidどちらでも使えます。

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