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「見えますか」は身振りで聞けない。眼鏡店で、外国人のお客様に

2026.09.15

眼鏡店で外国人のお客様に視力測定の「見えますか」「どちらがはっきりしますか」や、レンズの取り寄せと受け取り日が伝わらないと、合わない眼鏡と行き違いになります。測定と受け渡しをその場で確実に進める方法をまとめました。

眼鏡店のカウンターで、エプロン姿のスタッフが眼鏡を持ち、外国人の女性客と話している

眼鏡店のスタッフの方から伺った話です。ブラジルから来たお客様。視力を測りたい。「これは見えますか」「1と2、どちらがはっきりしますか」。測定は、この往復の繰り返しです。身振りでは進みません。

どうにか測って、レンズを選んで、会計。お客様は「今日持って帰れる」と思っている。レンズは取り寄せで一週間後。それが伝わらないまま、お客様は待って、店は困る。

この記事では、眼鏡店のどこで止まるのか、そして測定と受け取り日を、その場で確実に進めるには何が要るのかを整理します。

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測定は「見えますか」の往復

一方通行では測れません。相手の答えが日本語で返ってくる道が要ります。

📅
受け取り日は文字で渡す

「一週間後」は声だけだと聞き違いになります。画面の文字で日付を確かめます。

🔒
お客様の目の情報が外に出ない

端末の中だけで訳すので、度数や連絡先がサーバーへ送られません。

視力測定は、往復でしか進まない

眼鏡店の仕事の中で、視力測定はいちばん言葉に頼っています。「これは見えますか」「1と2、どちらがはっきりしますか」「ぼやけますか、二重に見えますか」。こちらが聞き、相手が答え、それで次のレンズが決まります。

身振りでは、この往復ができません。「見えるか」を指では聞けず、「どちらがはっきりか」を指では答えられません。一方通行の道具では、測定そのものが成立しないのです。

結果、だいたいの度数で作ることになります。合わない眼鏡は、頭痛と目の疲れになって戻ってきます。測定の質は、言葉の往復の質で決まります。

眼鏡店で、眼鏡を光にかざして見ている手
「どちらがはっきりしますか」の答えが返ってきて、初めて次のレンズが決まります。

受け取り日が伝わらないと、行き違いになる

測定が終わっても、もう1つ止まるところがあります。受け渡しです。

在庫のあるレンズなら当日渡せます。取り寄せなら一週間。お客様は「今日持って帰れる」と思って来ています。「一週間後」が伝わらないと、お客様は店で待ち続けるか、後日また来て「まだですか」になります。

旅行中のお客様なら、さらに困ります。帰国日の前に受け取れるのか、郵送できるのか、海外へ送れるのか。その人の日程に合わせた案内は、貼り紙ではできません。

翻訳アプリを店で使いにくかった理由

すでにスマートフォンの翻訳アプリを試したスタッフの方も多いはずです。そして、たいてい2つのところで立ち止まります。

1つめは手がふさがることです。測定器を操作し、レンズを差し替え、フレームを渡している。画面をタップして、持ち替えて、相手に見せる往復が、測定のリズムを壊します。

2つめはお客様の情報です。度数、目の症状、連絡先、旅行の日程。多くの翻訳アプリは、話した声をいったんインターネットの向こうのサーバーへ送ります。それを社外のサーバーへ通してよいのか。ここで判断が止まります。

クラウドの翻訳アプリは会話をサーバーへ送るが、端末の中で訳す方式では外に出ないことを比べた図
訳す場所が端末の外にあるかどうかで、お客様の情報の扱いが変わります。

通信を使わない翻訳、という選択肢

私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。最初に言語のデータを入れておけば、あとは通信が一切要りません。

通信していないので、お客様の度数も連絡先も、どこへも送られません。ビルの中の店舗で電波が細くても、機内モードのままでも動きます。

対応は86言語です。ポルトガル語・中国語・韓国語・英語・ベトナム語・タイ語・スペイン語など、実際に来店されるお客様のことばは入っています。

測定台の横で、進める順番

測定台の横にスマホを1台置きます。画面を上下に分けて相手側を180度反転させる表示があるので、向かい合って座ったまま、持ち替えずにやり取りができます。スタッフが日本語で話す、お客様のことばで出る。お客様が話す、日本語で出る。測定の往復が、そのまま成立します。

受け渡しの説明も順番を決めておくと速く終わります。①当日渡せるか、取り寄せか ②取り寄せなら何日後か ③旅行中なら帰国日と受け取り方 ④「気になることは」と聞く。動画の「今日持って帰れますか」は①で出てきます。

受け取り日は、必ず画面の文字で確かめます。「一週間後」「10月15日」。訳文は文字でも残るので、引換券と画面を並べて、日付を一緒に指さします。声だけで進めると、ここが行き違いになります。

明るい眼鏡店の店内。棚に並んだ眼鏡が少しぼやけて見える
測定の往復と受け取り日の確認で、合わない眼鏡と行き違いがなくなります。

目の症状は、必ず眼科へつなぐ

最後に、いちばん大事なことを書いておきます。急に見えにくくなった、痛みがある、二重に見える——目の症状の話が出たら、必ず眼科の受診を勧めてください。

アプリは、視力測定の往復と受け渡しの説明を確実にするための道具です。医療の判断の代わりにはなりません。「これは眼科で診てもらってください」の一言も、相手のことばで渡せます。つなぐべき場面を、言葉の壁で見逃さないことが、いちばんの安全です。

英語が話せるようになる必要はありません。必要なのは、「見えますか」の往復と受け取り日だけを、確実に進めることです。

よくある質問

ビルの中の店舗で電波が弱くても使えますか

使えます。翻訳も音声の聞き取りも読み上げも端末の中で動くので、機内モードのままでも動きます。最初に言語データをダウンロードするときだけ、Wi-Fiのある場所でお願いします。

お客様の度数や連絡先が外部に送られませんか

送られません。通信を使わないので、会話の中身がサーバーを通ることがありません。

測定中に手が離せなくても使えますか

測定台の横に置いたまま、持ち替えずにやり取りできます。操作は「話す」だけです。

どの言語に対応していますか

86言語です。ポルトガル語・中国語・韓国語・英語・ベトナム語・タイ語・スペイン語など、来店されるお客様のことばはたいてい入っています。

料金はかかりますか

基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。

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この記事のアプリは、無料ではじめられます。

iPhone・Androidどちらでも使えます。

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