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小さな接触は、最初の一言で、揉めごとになる。外国人の運転手に「大丈夫。まず警察。車は動かさない」をその場で通す

2026.09.19

軽い接触事故で外国人の運転手に「まず警察を呼ぶ」「車は動かさない」「大丈夫、落ち着いて」が伝わらないと、その場で示談を迫られたり、車を動かされて状況が分からなくなったりします。レンタカーの訪日客が増える中で実際に起きている混乱と、気が動転した相手に、最初の30秒で手順を渡す方法をまとめました。

駐車場で、スーツの男性と外国人の女性運転手が接触した車の前で話している

駐車場で軽い接触事故に遭った方から伺った話です。相手は中国からのレンタカーの運転手。降りてきて、動転した様子で何か言っている。大丈夫。まず警察を呼ぶ。車は動かさない。それを伝えたい。でも、言えない。

相手は財布を出して、その場で払おうとした。それは違う。でも「違う」の理由が渡らない。お互いに焦って、声が大きくなった。

この記事では、軽い接触事故でなぜ最初の一言が揉めごとになるのか、そして気が動転した相手に、手順をその場で渡すには何が要るのかを整理します。

🚔
「まず警察」は日本の決まり

軽い接触でも警察への届出が要ります。その場で払って済ませる国から来た人には、この前提がありません。

🚗
車を動かさない

状況の記録の前に動かすと、あとで揉めます。最初の30秒で「そのまま」を渡します。

😥
動転した相手にこそ、短く

長い説明は入りません。「大丈夫」「警察」「動かさない」の3つだけを、一度で。

小さな接触は、最初の一言で、揉めごとになる

日本では、軽い接触事故でも警察への届出が必要です。届出が無いと、保険が使えない、あとで話が食い違う、といった問題になります。そして車は、警察が来るまで動かさないのが原則です。

外国人の運転手の場合、壁は「その場で払って終わり」の国から来ていることです。小さな傷なら現金で済ませる習慣の国は多く、財布を出すのは悪意ではなく善意です。でも日本では、それでは済まない。この違いが、最初の一言で渡らなければ、お互いに「なぜ」が募って声が大きくなります。

事故に遭った方が言われたのは、「相手は焦っていた。私も焦っていた。落ち着いて、警察、動かさない。それだけ言えれば、揉めなかった」ということでした。

駐車場に止まった白い車の後部と、その上に置かれたスマートフォン
「動かさない」が渡らないと、状況の記録ができなくなります。

軽い接触事故で、実際に起きていること

訪日客のレンタカー利用は、年々増えています。不慣れな左側通行、狭い駐車場、慣れない車幅。大きな事故は少なくても、駐車場での軽い接触は珍しくありません。

レンタカー会社は多言語の事故対応カードを渡していますが、事故の瞬間にカードを探す人はいません。相手が降りてきて、目の前で何か言っている。その30秒で、手順を渡す必要があります。

そして気が動転している相手には、長い説明は入りません。「大丈夫」で落ち着かせ、「警察」で手順を、「動かさない」で行動を。この3つだけを、一度で渡します。

事故の現場で翻訳アプリが使いにくかった理由

スマートフォンの翻訳アプリを試した方もいます。壁は2つです。1つめは焦りの中で操作できないことです。事故の直後、画面を細かく操作する余裕はありません。押して話すだけで済む形でないと、使えません。

2つめは電波です。立体駐車場の中、地下の駐車場、山道、トンネルの出口。事故が起きる場所は、電波が細いことが少なくありません。多くの翻訳アプリは声をインターネットの向こうへ送るので、電波が無いと止まります。

必要なのは、電波が無くても動き、焦っていても押して話すだけで済む道具です。

通信を使わない翻訳、という選択肢

私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。最初に言語のデータを入れておけば、あとは通信が一切要りません。

地下の駐車場でも、山道でも、機内モードのままでも動きます。要るのは電池だけです。いつも持っているスマホに入れておけば、事故の瞬間にそのまま使えます。

対応は86言語です。中国語・韓国語・英語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語・フランス語など、レンタカーで来られる訪日客のことばは入っています。

最初の30秒で、手順を3つ渡す

スマホを取り出して、押して話します。相手が話すと日本語で出て、こちらが日本語で話すと相手のことばで出ます。車を間に置いて、向かい合ったまま使えます。

渡すのは、手順3つです。「大丈夫です。まず警察を呼びます。車はそのままにして、動かさないでください」。動画の「すみません、車が見えなかった。どうすればいいですか」には、この一言を返します。「大丈夫」で落ち着き、「警察」で手順が、「動かさない」で行動が渡ります。

そのあとは、警察が来るまで待つだけです。連絡先の交換や保険の話は、警察とレンタカー会社に任せます。現場で決めようとしないことが、揉めない最大のコツです。

車のバンパーの傷を指さしている手元
「動かさない」が渡れば、警察が来るまで状況はそのまま残ります。

先に決めておくと、迷わない

運転する方なら、先に決めておくとよいことが2つあります。1つめは事故の定型文です。「大丈夫です」「まず警察を呼びます」「車は動かさないでください」「けがはありませんか」。この4つを一度声に出して通しておくと、焦っていてもそのまま出てきます。

2つめは電話番号の渡し方です。警察は110番。訳文は文字でも出るので、画面に「110」を出して見せれば、相手にも「警察を呼んでいる」と分かります。

中国語が話せるようになる必要はありません。必要なのは、最初の30秒で、手順を3つ渡すことです。

よくある質問

地下の駐車場や山道で、電波が無くても使えますか

使えます。翻訳も音声の聞き取りも読み上げも端末の中で動くので、機内モードのままでも動きます。最初に言語データをダウンロードするときだけ、Wi-Fiのある場所でお願いします。

焦っていても使えますか

押して話すだけです。相手が話すと日本語で出て、こちらが日本語で話すと相手のことばで出ます。

保険や示談の話にも使えますか

現場での最初のやりとりを助ける道具です。保険・示談・過失の話は、警察と保険会社、レンタカー会社を通して、正式な通訳や書面で進めてください。

どの言語に対応していますか

86言語です。中国語・韓国語・英語・タイ語・ベトナム語・インドネシア語・フランス語など、訪日客のことばはたいてい入っています。

料金はかかりますか

基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。

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iPhone・Androidどちらでも使えます。

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