入会は簡単で、やめ方は伝わらない。スポーツジムで外国人の会員に「前の月のうちに」を入口で渡す
スポーツジムで外国人の会員と「退会は前の月のうちに」「月会費は日割りにならない」が伝わらないと、やめるときに「聞いていない」ともめます。留学生や技能実習生の入会が増える中で実際に起きているトラブルと、契約の情報を外に出さずに、入会の場でやめ方まで渡す方法をまとめました。
スポーツジムの受付の方から伺った話です。韓国からの留学生の方が、「一ヶ月だけ行けますか」と聞いてきた。入れます、と答えるのは簡単。でも、やめ方は伝えられなかった。「退会は前の月の末日までに」が、言えない。
2か月後、その方が窓口に来て、引き落としの明細を見せて困った顔をした。「聞いていない」と「言ったつもり」が、受付で向かい合う。
この記事では、ジムの会員契約でなぜ退会のときにもめるのか、そして契約の情報を外に出さずに、入会の場でやめ方まで渡すには何が要るのかを整理します。
入会の説明は通っても、退会の締め日は通っていないことが多い。ここを入口で渡します。
入会の会話には個人情報が含まれます。外部のサーバーへ送らずに訳せます。
月会費・締め日・日割りの有無。数字は声だけで進めず、画面の文字で確かめます。
入会は簡単で、やめ方は伝わらない
スポーツジムの会員契約には、日本独特の決まりがいくつかあります。退会は前の月の末日までに申し出る、月会費は日割りにならない、休会には手続きが要る。日本人でも読み飛ばす項目です。
外国人の会員の場合、入会の説明は身振りと英語の申込書で何とかなります。しかし「前の月のうちに」という締め日の感覚は、身振りでは伝わりません。多くの国では、やめたい月に言えばその月で終わります。
受付の方が言われたのは、「入会のときは笑顔で、やめるときに怒られる」ということでした。もめるのは会費のせいではなく、締め日を渡せていないせいです。
スポーツジムで、実際に起きていること
留学生や技能実習生、外国籍の会社員。ジムの外国人会員は、都市部でも地方でも増えています。短期の滞在者は「一か月だけ」「三か月だけ」の入会が多く、退会の手続きが必ず発生します。
英語の会員規約を用意しているジムは多い。それでももめるのは、規約を読む前にサインしてしまうからです。入会の場で、口頭で締め日を渡す必要があります。それも、その人のことばで。
そして入会の会話には、口座情報、連絡先、在留カードの番号が出てきます。この内容を無料の翻訳アプリに打ち込んでよいのか。会員の個人情報を扱う店として、線が要ります。
ジムで翻訳アプリが使いにくかった理由
スマートフォンの翻訳アプリを試した受付もあります。壁は2つです。1つめは情報の扱い。口座番号や在留カードの番号を、外部のサーバーへ送る道具に打ち込むことには、ためらいがあって当然です。
2つめは数字の聞き違いです。月会費、締め日、日割りの有無。声だけの翻訳では、数字の聞き違いが起きやすい。あとで「聞いていない」になるのは、たいてい数字です。
必要なのは、話した内容が端末の外へ出ず、訳文が文字でも出る道具です。
通信を使わない翻訳、という選択肢
私たちが作っている TransferFriends(トランスファーフレンズ)は、翻訳・音声の聞き取り・読み上げの3つとも、スマートフォンの中だけで動かします。最初に言語のデータを入れておけば、あとは通信が一切要りません。
地下のジムでも、機内モードのままでも動きます。話した内容は端末の中で訳され、どこへも送られません。口座や在留カードの話が、外部のサーバーに残ることはありません。
対応は86言語です。韓国語・中国語・英語・ベトナム語・ネパール語・インドネシア語・ポルトガル語など、実際に入会される方のことばは入っています。
入会の1分で、やめ方まで渡す
受付にスマホを1台置きます。会員が話すと日本語で出て、スタッフが日本語で話すと相手のことばで出ます。申込書を書いてもらいながら、向かい合ったまま使えます。
入会の場で渡すのは3つです。①月会費 ②退会は前の月のうちに ③日割りにならない。動画の「一ヶ月だけ行けますか」には、「一か月だけでも入れます。やめるときは、前の月のうちに伝えてください」を返します。ここまで渡っていれば、やめるときにもめません。
金額と日付は、必ず画面の文字で。訳文は文字でも出るので、月会費の数字と締め日は、画面を一緒に指さして確認します。声だけで進めると、ここが「聞いていない」になります。
ジムで先に決めておくと、迷わない
導入の前に決めておくとよいことが2つあります。1つめは入会の定型文です。「退会は前の月のうちに」「日割りにはなりません」「休会は手続きが要ります」。この3つを一度声に出して通しておくと、本番でそのまま出てきます。
2つめは翻訳の位置づけです。口頭の説明を助ける道具であって、規約の代わりではありません。多言語の規約と署名は、これまでどおり残します。
韓国語が話せるようになる必要はありません。必要なのは、入口で「前の月のうちに」を、確実に一度渡すことです。
よくある質問
使えます。翻訳も音声の聞き取りも読み上げも端末の中で動くので、機内モードのままでも動きます。最初に言語データをダウンロードするときだけ、Wi-Fiのある場所でお願いします。
話した内容は端末の中で訳され、外部のサーバーへは送られません。会員の個人情報を社外に出さない、という店の方針と両立します。
口頭の説明を助ける道具です。規約そのものは多言語の書面と署名で確かめてください。
86言語です。韓国語・中国語・英語・ベトナム語・ネパール語・インドネシア語・ポルトガル語など、入会される方のことばはたいてい入っています。
基本の翻訳は無料で使えます。App Store と Google Play のどちらからでも入れられます。
この記事のアプリは、無料ではじめられます。
iPhone・Androidどちらでも使えます。
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