DeepL と TransferFriends の違い。文章の精度はDeepL、圏外と機密の会話はこちら
DeepLは文章翻訳の精度で定評がありますが、オフラインでは使えず、無料版は入力したテキストがサービス改善に使われる可能性があり、個人情報を含む文章の入力は規約で禁じられています。TransferFriendsは圏外で動き、話した内容を外に送りません。文書はDeepL、現場の会話と機密はこちら、という使い分けを作っている側が整理しました。
この記事は TransferFriends(トランスファーフレンズ)を作っている私たちが書いています。自社製品との比較なので、相手の良いところも含めて、確かめられる事実だけを書きます。価格や仕様は変わるので、最終的には各公式サイトでご確認ください。
DeepLは、私たち自身もメールや資料の翻訳で使っています。文章の翻訳精度は、正直に言って、私たちのアプリより上です。長い文、ビジネス文書、細かいニュアンス。ここで勝負するつもりはありません。
それでも「DeepLがあるのに、なぜ」と聞かれたときに答えているのは、2つです。圏外で使えるかと、無料版に機密を入れてよいか。この2つを書きます。
メール・資料・契約書の下訳はDeepLが強い。ここは私たちも使っています。
DeepLはオンライン専用です。TransferFriendsは機内モードのままで動きます。
DeepLの無料版は、入力テキストがサービス改善に使われる可能性があり、個人情報を含む文章の入力は規約で禁じられています。Pro版は保存しません。TransferFriendsは送る先がありません。
まず、DeepLの良いところ
DeepLの強みは文章の自然さです。長い文でも、日本語らしい語順と敬語で出てきます。メール、報告書、契約書の下訳。私たちのチームも、海外とのやり取りではDeepLを開きます。
アプリには会話の翻訳や音声入力もあり、文書の翻訳(Word・PDFをそのまま訳す)は他に代わるものが少ない機能です。
そしてDeepL Pro。有料版では入力したテキストを保存せず、翻訳の処理中だけメモリ上で扱う設計が明示されています。企業がDeepLを正式に導入するときは、この Pro が前提です。
違い①:オフラインで使えるか
DeepLは、翻訳をDeepLのサーバーで行います。オフラインでは使えません。電波が無ければ、アプリを開いても訳が返ってきません。
文章の翻訳は、たいてい机の上でやるので、これで困ることは少ない。困るのは現場です。山の宿の玄関、地下の駐車場、港、トンネルの中。翻訳が要る瞬間に電波が無い。
TransferFriendsは翻訳AIが端末の中にあるので、機内モードのままで動きます。文章の精度ではDeepLに及びませんが、圏外で「今この場」の会話ができます。
違い②:無料版に機密を入れてよいか
ここは、多くの方が知らずに使っている点です。DeepLの無料版では、入力したテキストがサービスの改善(学習)に使われる可能性があり、利用規約で個人情報を含む文章を入力しないよう求められています。つまり、お客様の名前や病状が入った文章を無料版に貼るのは、規約上も避けるべき使い方です。
DeepL Pro(有料)なら、テキストを保存せず、翻訳の処理中だけメモリで扱う設計です。企業で機密を扱うなら Pro が前提で、それが正しい使い方です。
TransferFriendsは、翻訳AIが端末の中にあるので、送る先そのものがありません。無料版でも有料版でも同じです。話した内容が外に出ないことは、圏外で動くことが証明しています。
TransferFriends の弱いところ
長い文章の精度はDeepLに及びません。契約書やメールの下訳には向きません。私たちが得意なのは、受付・指示・案内のような現場の短い会話です。
文書ファイルの翻訳(Word・PDF)はできません。テキスト・音声・カメラの3つです。
最初に約3GBのダウンロードが要り、古い機種では遅い(目安は iPhone 12 以降・Android RAM 6GB 以上)。
社内で線を引くときの決め方
会社で翻訳の道具を決めるとき、いちばん揉めるのは「どこまで無料版に入れてよいか」です。おすすめの線は3つです。①個人名・病状・契約金額が入る文章は無料のクラウド翻訳に入れない ②文書はDeepL Proで ③現場の会話は端末内で完結する道具で。
この線を先に決めておくと、現場が迷いません。「この文章はDeepLに貼ってよいか」を毎回考えるのではなく、文書はPro、会話はTransferFriends、と道具で分けておく。情報システムの担当者が管理しやすい形でもあります。
なお、私たちのアプリも履歴を端末に残します。共用端末では、履歴の削除の決まり(勤務の終わりに消す、など)をあわせて決めてください。外に出ないことと、端末の中に残ることは別の話です。
どちらを選ぶか
DeepL が向く場面: メール・資料・契約書の翻訳。電波のある机の上。機密を扱うなら Pro で。
TransferFriends が向く場面: 圏外の現場で、今この場の会話。お客様や患者さんの情報を外に出せない窓口。無料のまま機密を扱いたい。
使い分けが答えです。書くものはDeepL、話すことはTransferFriends。両方入れておけば、机の上と現場の両方が埋まります。
よくある質問
使えません。翻訳はDeepLのサーバーで行うので、電波が無い場所では動きません。
利用規約で、個人情報を含む文章を入力しないよう求められています。入力したテキストがサービス改善に使われる可能性があるためです。機密を扱うなら DeepL Pro(テキストを保存しない設計)を使ってください。
長い文章では劣ります。現場の短い会話(受付・指示・案内)では実用の精度です。
できません。テキスト・音声・カメラの3つです。文書の翻訳は DeepL のほうが向いています。
出ません。翻訳AIが端末の中にあるので、無料版でも有料版でも送る先がありません。
この記事のアプリは、無料ではじめられます。
iPhone・Androidどちらでも使えます。
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